体を守る「免疫力UP」にも欠かせない

私たちの体は、外から入ってくる病原菌の細菌やウィルスと常に戦っています。体の中に細菌やウィルスが入り込んできたとき、感染から身を守るシステムが「免疫力」です。免疫力が落ちると、風邪を引きやすい、傷口が膿みやすい、病気の回復が遅い、さらに重篤な病気にかかりやすいといったデメリットがあります。

免疫力は子どもやお年寄りでは弱く、ストレスや疲れがある時も低下しやすくなります。疲れがたまっているときに風邪を引いたり、落ち込んでいるときに病気にかかったりするのは、このためです。

実は、体を守るために必要な免疫力も、アミノ酸によってサポートされている機能の一つです。

アミノ酸で風邪を引きにくくする

成人男性に、シスチン・テアニンという二つのアミノ酸を摂取するグループと、摂取しないグループの2つに分けて風邪予防の効果を調べました。

結果は、シスチン・テアニンを摂取したグループの方が、摂取しないグループに比べて風邪を引いた人の割合が少なくなりました。また、風邪を発症しても「悪寒」や「発熱」「鼻水」「のどの痛み」などの症状が少なくなるという結果が得られました。

また、高齢者を対象に、インフルエンザワクチンを接種したときのシスチン・テアニンの免疫力についても調査を行いました。結果、シスチン・テアニンを摂ったグループでは、大きくワクチンから有効な抗体が多く作られているのに対し、摂取しなかったグループでは、効果があまり得られないことがわかりました。

このことからも、アミノ酸が体の抵抗力に変化をもたらしていると考えられるのです。テアニンは緑茶から、シスチン(システイン)はニンニクやタマネギから摂取できます。体内では必須アミノ酸のメチオニンから合成されます。

その他、メチオニンやアルギニン、リジンなども免疫力を高めるアミノ酸として知られています。アミノ酸をバランス良く、毎日摂ることで、体を病気から守る力も高まります。

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