積極的な「アミノ酸」でいつまでも健康に

現代では30歳や40歳は元気な盛りですし、60歳からもはつらつとした人が増えているのが現状です。いくつになっても若々しく、体力がある体を目指すには、アミノ酸をきちんと摂ることが大切です。

老化による筋力低下の症状を「サルコペニア」と言いますが、これは老化により、アミノ酸から体内の筋力が作られなくなって起こります。筋力が落ちてさらに動けなくなり、また筋力が落ちる…という悪循環に陥りやすいのが問題です。

最近の研究では、「65歳以上の人は積極的に肉や魚を食べたほうがよい」という結果も示されています。高齢者が適切なたんぱく質を摂ることで、体に必要なアミノ酸が摂取でき、筋力の維持や免疫力の向上に効果があると言われています。もちろん、お肌や髪のためにも効果的です。

また、体力の維持には運動も大切。骨粗鬆症や筋力低下の予防には、ラジオ体操やウォーキングなどの軽い運動を毎日続けるのが効果的です。運動前にはアミノ酸ドリンクなどでしっかり補えば、バテることなく元気に運動できます。

「お酒と甘いものばかり」「塩分の高い食事」「移動は車かタクシー」では、平安貴族のように老化が早く進んでしまいます。いつまでも元気な体を保つために、アミノ酸を意識して摂りましょう。

平安貴族は「アミノ酸不足」で老化した?

今から千年以上前に書かれた「枕草子」や「源氏物語」には、こんな描写があります。清少納言自身が30歳前後で「髪が薄くなり、かもじ(付け毛)が必要になった」、光源氏が40歳で「私も老人の仲間入りだ」という発言をしているのです。

30歳前後で付け毛が必要だったり、40歳で「老人」というのは、現代の感覚ではぴんときませんが、当時の平均寿命は40歳前後。30歳前後は十分に中年で、40歳だと立派に長生きだったのです。平安貴族の老化には、食生活も大きな影響を与えていたと考えられています。

当時は仏教の影響で肉を食べることは禁じられていた上、魚介類の多くは塩漬け。食事はご飯を蒸したものや野菜、果物、酒やお菓子などが食生活の中心だったようです。塩や味噌、醤(醤油のようなもの)はすでにありましたが、現在に比べると塩分濃度はかなり高め。また、チーズやヨーグルトのような「蘇(そ)」は、一部の人しか食べられず、全体的な塩分過多・アミノ酸不足だったようです。

また、屋敷の中で生活し、外に出るときは牛車と、高貴な人ほど慢性的な運動不足だった様子。アミノ酸と運動不足が、老化の原因の一つだったのかもしれません。

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