【年代別】 アミノ酸の健康への役割・働き

必須アミノ酸をはじめとしたアミノ酸が不足していると、体にはさまざまな不調が起こります。年代別の働きと、不足するとどうなるかを見てみましょう。

赤ちゃん・子供(0~20歳くらいまで)

  • 身体・脳の成長や発達の促進・筋力・免疫力UP
    不足時…発育の遅れ、免疫力・体力の低下など

赤ちゃんが初めて口にする栄養はお母さんの母乳です。母乳には必須アミノ酸のすべてが含まれています。赤ちゃんが母乳だけで育つのは、母乳のアミノ酸のおかげなのですね。

一方、きちんとアミノ酸が摂取できない子供は、発育が遅れが目立つようになります。また、病気にかかりやすくなり、体力も落ちます。栄養失調状態が続きます。発展途上国で飢饉に苦しむ子供たちのお腹が腫れているのは「低アルブミン血症」というたんぱく質不足の病気のためです。

また、必須アミノ酸のうち、リジンが少ない穀類を食べ続けている子供たちの発育の遅れも指摘されています。

大人(20~65歳)

  • 体の機能維持・肝機能向上・免疫力UP・神経やホルモンバランスの調整
    不足時…肌荒れ、うつ、イライラ、肥満、不眠など

身体が成長した大人の場合では、アミノ酸は主に体の機能を維持するために使われます。特に、大人にとって欠かせないのがお酒の付き合い。アルコールを代謝するのは肝臓の役目ですが、肝機能の向上にも役立ちます。

不足すると起こるのが肌荒れやうつ、イライラなどの症状。アミノ酸は肌の細胞やコラーゲン、精神的な影響を与える神経物質の「セロトニン」「ノルアドレナリン」などのもととなります。

また、アミノ酸が不足すると、体は糖分を欲しやすくなるため、太りやすくなるというデメリットもあります。バランスの良い食事で、しっかり摂取しましょう。

シニア(65歳以上~)

  • 免疫力UP
  • 身体の機能・体力の向上
    不足時…サルコペニア(全身の筋力低下)、免疫力の低下

高齢になると体が弱くなり、病気にかかりやすくなります。65歳以上の人は特に、食事に肉や魚などのたんぱく質を増やすのがオススメ。調理法を工夫し、塩分や脂肪分が多くならないように配慮することもポイントになります。アミノ酸の摂取と適度な運動で、体力を維持することができます。

また、アミノ酸を摂取してインフルエンザの予防接種をした高齢者と、そうでない高齢者の免疫力を比較した結果、摂取した人の方が免疫力の回復が早いことが明らかになっています。

体力を維持し、免疫力を高めるためにも、アミノ酸の摂取が大切です。

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