単体で働く遊離アミノ酸

人体を構成する「必須アミノ酸」9種類と、体内で合成される「非必須アミノ酸」は11種類。それ以外にも、体に必要なものが存在しています。代表的なものを見てみましょう

単体で活躍する「遊離アミノ酸」

アミノ酸の連なりは結合してたんぱく質となりますが、中にはたんぱく質と結合しないものも存在します。体内で単体で活躍するものを「遊離アミノ酸」といいます。これは、血液などに蓄えられています。

テアニン
お茶の成分に多く含まれるアミノ酸で、日本茶の玉露から発見されました。全遊離アミノ酸の約半分を占めています。リラックス効果やストレス軽減の作用が高く、精神安定や疲労回復などの改善が認められています。血圧を下げる効果や、脳血管障害に対する効果も報告されています。ガムやアイスクリーム、清涼飲料水などにも広く応用されています。
タウリン

心臓や骨、筋肉や網膜など、幅広い臓器に含まれているアミノ酸です。体内では主に消化作用や神経伝達物質として使われます。タコやイカに多く含まれています。血糖値や血中コレステロールを下げる働きがあり、糖尿病予防や不整脈の改善などに役立つアミノ酸です。

猫は体内でタウリンを合成できないため、猫の必須アミノ酸の一つです。栄養ドリンクの成分としても有名です。

シトルリン
スイカから発見されたアミノ酸で、抗酸化作用や動脈硬化予防、血流の改善などが期待できます。
オルニチン
しじみに多く含まれる成分で、肝臓の機能を助け、二日酔いや疲労回復に役立ちます。食品から摂取するのが難しいため、サプリメントで摂るのがオススメです。オルニチンについては特集記事で紹介しているので、詳しくは肝臓に良い!オルニチンサプリをご覧下さい。

動物によって違う「必須アミノ酸」

人間の体に必要なアミノ酸は9種類ですが、実は動物にも必須アミノ酸があります。人間にとってはタウリンは体内合成できる「遊離アミノ酸」ですが、猫の体内ではタウリンを合成することができないため、必須アミノ酸の一つに加えられています。

  • 猫…人の必須アミノ酸+タウリン+アルギニン(10種類)
  • 鳥…人の必須アミノ酸+グリシン(9種類)
  • 魚…人の必須アミノ酸+タウリン+アルギニン(10種類)

動物たちにも欠かせないアミノ酸。もしペットを飼っていたら、きちんと摂れているか、確認してみてくださいね。

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