アミノ酸とたんぱく質の違い

アミノ酸はたんぱく質を構成する最小単位のことです。でも、実際の食品やサプリメントなどには「たんぱく質」「アミノ酸」「プロテイン」「ペプチド」といった、いろいろな表記がされています。いったい、こういった表記の違いは何の区別をしているのでしょうか?整理してみましょう。

アミノ酸

生命の重要な構成成分で、たんぱく質の最小単位です。自然界には約500種類ものアミノ酸が存在しますが、人体の中には20種類存在します。細胞のDNAや内蔵、脳、血液、肌や髪など、人体のさまざまな部分がアミノ酸で構成されています。アミノ酸の結合の順序や、結合の形によって、様々なたんぱく質へと変化します。

ペプチド(アミノ酸が数個連なったもの)

アミノ酸が数個ほど連なった小さな連なりを「ペプチド」といいます。しかし、どの個数からが「ペプチド」で、それ以上が「たんぱく質」なのか?ということは詳しく決まっていません。「分子量が少なく、吸収しやすいたんぱく質」という意味合いで使われることが多いようです。

たんぱく質(アミノ酸が数十万~数百万連なったもの)

数十万~数百万のアミノ酸が鎖状に多数連結してできたものです。アミノ酸の種類や数、結合の順序によって種類が異なり、分子量が4000~数千万、億万といった長大なものまで様々です。

たんぱく質は一次、二次、三次、四次と4つの段階で構造されており、その作りは立体的です。たんぱく質は生物にのみ存在する固有の物質で、これを細胞が合成・分解することでエネルギーを生み出し、活動、消化などの代謝を行います。

プロテイン(たんぱく質の英・独名)

アミノ酸は「素早く」たんぱく質は「ゆっくり」吸収されます。すでに分解されているアミノ酸は吸収が30分~2時間程度と素早く、アミノ酸のかたまりであるたんぱく質は、吸収が4~6時間とゆっくり。肉や魚を食べると腹持ちがいいのは、体内でたんぱく質の消化吸収に時間がかかっているからです。

ですから、素早く体に補給したいときは「アミノ酸」を、体に切らすことなくアミノ酸を補給したいときは「たんぱく質」を摂る、といった判断ができます。

アミノ酸は一度に大量にとっても、尿に排出されてしまいます。運動や生活のレベルに応じて、体にアミノ酸が行き渡るようにしましょう。

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